刺繍や刺し子の図案写しにフリクションペンが便利。
こんな話を聞いたことありませんか?
皆さん、こんにちは!刺繍研究員の910です( ´∪`*)
必要な道具や使い方、おすすめのフリクションペン等ご紹介していきますね。
実際、910も使っています!
ですがこの図案写し、実はメーカー非推奨なのです(T_T)
その理由と使う上での注意事項もご紹介します!
フリクションペンの特徴
まずはフリクションペンの特徴を見ておきましょう。
以下、株式会社パイロットコーポレーションの「よくある質問」より引用します。
フリクションは、温度変化で筆跡を消すことができる筆記具です。
フリクションインキは60度以上になると無色になり、マイナス10度以下になるともとの色が復元し始め、
マイナス20度前後になると完全に色が戻るという特性をもっています。株式会社パイロットコーポレーション
https://www.pilot.co.jp/support/frixion/1334578774507.html
必要な道具
- 図案
- 布
- マスキングテープ
- フリクションペン
- アイロン(orドライヤー)
あると便利!トレース台
次の「図案の写し方」での方法だと、結構腕が疲れます…!
そこで持っておくと便利なのがトレース台。
最近は本当に安くてビックリします!
図案の写し方〜消し方
早速図案の写し方〜消し方を6コマでご紹介します。
必要な道具が少ない上に、図案消しがあっという間!
「熱で図案を消す」が最大の特徴&楽ポイントです。
水を使わないので、乾かす時間が短縮できます。
アイロンの温度設定は布に合わせちゃってOK!
低温(80〜120℃)でもちゃんと消えてくれますよ。
アイロンで消すとついでに皺伸ばしもできて楽です^^*
注意点
次に注意事項を2点&メーカー非推奨の理由をご紹介します。
インクが消えてなくなるわけではない
「フリクションペンの特徴」でも書きましたが、
マイナス10度以下になるともとの色が復元し始め、
マイナス20度前後になると完全に色が戻る
と言う特徴があります。
「こすると消える」と謳われているペンですが、
インク自体が消えて無くなるわけではないんです。
寒い地域にお住まいの方、プレゼントや販売などで自分の手を離れる場合は注意が必要ですね。
消える=透明ではない?
濃い色の布にフリクションペンで描いてアイロンを当ててみました。
なんと!白く浮き上がってきたではありませんか!
「フリクションペンの特徴」で引用した文言には
フリクションインキは60度以上になると無色になり
とありましたが、無色=白、と言う事なのでしょうか(・・?)
何はともあれ、黒や紺色などの濃色の布には使わない方がよさそうです。
メーカー非推奨
残念な事に、そもそもメーカーでは手芸用とでの使用をしないようにと言われています(T_T)
以下「よくある質問」より引用します。
Q:フリクションを手芸に使いたいのですが、布に使用できますか?
A:フリクションシリーズは、紙に筆記することを目的とした製品です。
布に使用すると「布の繊維で目詰まりを起こす」、「ペン先が傷つく」、「インキ出不良やインキ漏れが生じる」、「高温の熱を加えても消えなくなる」、「茶色いシミが残る」など、思わぬトラブルが起こる場合があるため、布へは使用しないでください。株式会社パイロットコーポレーション
https://www.pilot.co.jp/support/frixion/post_14.html
これはもうハッキリと!言われてしまっています!!
「布へは使用しないでください」と!!!
ここからは完全なる「自己責任」の世界になります。
ちなみに910は刺繍した物を販売していますが、これにはフリクションペンを使用しません。
お客様が販売した物を持って、アラスカに行くなんて事もあるかもしれないからです 笑
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便利な理由
さて!注意事項も分かった上で便利な理由、おすすめな理由を書いていきたいと思います( ´∪`*)
再度言いますが、ここからは自己責任の世界ですからね!
刺繍途中に消えない
通常図案写しに使うチャコペーパーやチャコペン。
これらの商品は
- 水で消える
- 時間が経つと消える(一部商品)
と言う特徴があります。
刺繍していると空気中の水分や手の水分によって消えてきてしまう
または薄くなってしまう、なんて経験ありませんか?
時間が経つと消える商品も、長時間かかる図案や、時間が取れなくて刺繍できなかった期間に消えてしまった…なんてことも。
その点フリクションペンは水分や時間では消えません!
あとあと薄くなった箇所や消えてしまった箇所を描き直すの手間ですよね。
描き直して図案が歪んだ、なんてこともありますし。
図案消しが楽
チャコペーパーやチャコペンで描いた図案を消す方法は
- 水に浸ける(または洗う)
- 乾かす
の2ステップがありますが、
フリクションペンは
- アイロン(ドライヤー)を当てる
の1ステップで消えてしまいます!
時短!楽ちん!
時間で消えるチャコも、結構な時間が必要です。
早い物でも半日〜7日かかるようです(チャコエース ピンクシリーズ)
フリクションペンならアイロンをサッと当てればもう消えています!
一瞬!楽ちん!
手に入れやすい
フリクションペンは文房具屋さんだけでなく、
スーパーの文房具売り場、コンビニ、100円ショップなんかにも置いてあります。
インクが切れた!今すぐ欲しい!と言う場合にすぐに手に入れられるのは嬉しいですよね^^*
おすすめのフリクションペン
フリクションペンって種類が沢山あるじゃないですか。
図案写しに最適なフリクションってどれなの(・・?)と迷っている方に正解をお教えしましょう!それは…
フリクション ファインライナー
サインペン、カラーペンと呼ばれる種類のペン先です。
一番普及しているであろうボールペンとは異なるタイプです。
実際図案写しにボールペンタイプを使ったことがありますが、ちょっと写しにくいです。
ボールペンはペン先に回転する小球が付いており、 小球を転がして中のインクを出しています。
この「小球を転がす」のに少し力が必要で、
それによって布にたわみが起きやすいんです。
布がたわむと図案とズレが出てきやすいので、注意しながら描かなければいけません。
それに比べてファインライナーはサインペンタイプ
少しの摩擦でインクが付くため布のたわみが起こりにくいです。
同じサインペンタイプに フリクション カラーズ と言うシリーズがあります。
ファインライナーとの違いはペン先の細さ。筆跡幅が細いです。
ファインライナー:細字(0.45mm)
カラーズ:中字(0.6mm)
綺麗な刺繍をしたいなら図案写しが大切です。
なるべく細い線で正確に図案を写す必要があります。
なので フリクション ファインライナー が最適なのです!
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最後に
910はファインライナーを青赤の2色持っています。
パッケージ違いますよね。何故違うのかは謎です(・_・)
ファインライナーは全12色。
布の色に合わせて複数色持っておいてもいいかもしれませんよ( ´∪`*)
他にも図案写しの方法が知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
6種類の方法をご紹介しています!
今回サンプルで使用した図案は無料で配布してたりします。
(昔の記事なので色々拙いですがご了承ください)
ではでは!また次の記事でお会いしましょう( ´∪`*)
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お気に入り商品
910オススメ商品です。
楽に楽しく刺繍するために是非持っておきたい商品ばかりですよ(*´◒`*)
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