前回の「針の捨て時・替え時っていつ?」で宣言した通り
針がサビにくくなる方法をいくつかご紹介します!
皆様こんにちは!刺繍研究員の910(クドウ)です( ´∪`*)
少々手間ですが、長く綺麗に針を使い続けるためにやってみましょう!
慣れればどうということはありません!
サビの原因
そもそも、何故サビが発生するのでしょうか(・・?)
身の回りの錆(さび)の原因の多くは、空気中にふくまれている「酸素」や「水」にあります。一部の金属は酸素と水がふれると「酸化」という反応が起こり、別の物質に変わります。環境中の物質により酸化などの反応を起こして金属が変化したものが錆とよばれるのです。
引用元:千葉市科学館
特に日本は湿度の高い国。
サビやすい環境ともいえます。
酸化を防ぐ=針に水分が付いた状態を無くす
と言う事を目的に調べてみました。
すぐにできる対策
【最重要】使い終わった針の汚れを拭く
これから紹介する中で最もやった方が良い方法です。
針を使った時に付いた、
手の汚れや汗(水分)を拭き取りましょう。
いらない布や、ティッシュでOKです^^*
ピンクッションに刺しっぱなし保管はNG
ピンクッションから出ているところからサビます。
中身のワタにも原因があります。
ついでに糸の通しっぱなしも止めたほうがよいです(・・;
これも糸が綿(コットン)100%なのが原因です。
どちらも「ピンクッションを見直す」で解説します´`*
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湿度の低い場所で保管する
なるべく湿度の低い場所に保管しましょう。
間違っても水気のある場所での保管はダメですよ!
つまりはどこ(・・?)って話なんですけど、
調べると出てきたのは「冷蔵庫内」でした…ちょっと無理ありますよね^^;
「針の保管場所」で解決策書いています。
ピンクッションを見直す
調べて910もビックリしたのですが、
綿(コットン)は吸湿性が高く、針を長時間刺しておくとサビやすい そうです(・・;
ピンクッションの素材として綿(コットン)は向かない、ということになりますね。
なので、ピンクッションに向く素材を調べてみました。
中身
羊毛(ウール)
羊毛フェルトや、羊毛の毛糸などです。
自作のピンクッションで使ってる方もいらっしゃるのではないですか?
天然素材のため、油分が含まれているのでサビにくい、ということです。
コーヒーの粉
豆を挽いて、コーヒーとして飲んだあとのカスを使用します。
こちらも油分を含むためピンクッションの中身として使えるそうです( ´∪`*)
個人的にコーヒーが好きなので紹介してみました。
いい香りに包まれながら針仕事もいいですね。
ただ、十分に乾燥させてから使用してください!
針に水分がつくだけでなく、カビる可能性があります(・・;
髪の毛
こちらは昔ながらの方法ですね。
髪の油分が針をコーティングしてくれてサビから守ってくれます。
しかし最近はあまりやらないでしょうか(・・;
ポリエステルの綿
最初に、
「綿(コットン)は吸湿性が高い」
と書きましたが、ポリエステルは吸湿性がないに等しい素材です。
よくぬいぐるみの中身として使われています。
羊毛フェルトと比べても安価で、
手芸屋さんに行けば高確率で出会えるのではないでしょうか?
針がさびにくい綿
今回探す中でこんな商品を見つけました!
その名も「シリコンを含ませた針がさびにくい綿」です( ´∪`*)
こんな商品あるんですね。今回の記事にぴったり!
特殊加工でシリコンを含ませてあるので、
ただのポリエステル綿よりも
より針を守ってくれそうです^^*
表面
「中身」編でも書きましたが、
綿(コットン)はピンクッションに向きません。
触れている面積は小さいけれど、どうせなら拘りたいですよね。
数は少ないですが、調べてみました!
ウール生地
先に書いた羊毛フェルトと同じく、
羊毛で出来た生地です。
中ワタに羊毛フェルトを使い、表面の生地はウール生地。
これ最強じゃないですか?
ポリエステル生地
中身でも紹介しましたポリエステル。
吸湿性がほぼないに等しいので、
ピンクッションの表布としては最適ですね!
フェルト
フェルトの素材はウールやレーヨン、ポリエステル等です。
ただ厚みがあるので、ピンクッションの表布としては向かないかも…?
羊毛フェルト
中身でも紹介した羊毛フェルト。
そもそも表布を使わず、羊毛フェルトのみでも良いのでは?と思って書きました。
フェルティングニードルでボールを作り、
ウッドボールや小さなケースにスポッと入れてしまえば
そのままピンクッションとして使えますよね^^*
市販品
市販品で表面の中ワタも、表布も、綿(コットン)でないものを調べました!
クロバー 針みがき付きピンクッション ハリネズミ
こんなカワイイ商品を見つけました´`*
針を複数本刺すと、ハリネズミになるピンクッションです。
- 布地:ポリエステル100%
- 中綿:ポリエステル100%(シリコン含浸)
- 針みがきクッション部:ナイロン(研粒付)
となっています。
中綿にシリコンが含まれているのも嬉しいですね^^*
針みがきとは、
少し滑りの悪くなった針を数回抜き差しすると
滑りが復活する!と言うものです。
ピンクッションを買ったついでに付いているのはありがたい!
クロバー フェルトピンクッション
またまたクロバーです!
ハリネズミよりもお安いのでありがたいです´`*
- フェルト:ウール、レーヨン
- 中わた:ポリエステル(シリコン含浸)
こちらも中綿にシリコンが含まれています^^*
信楽焼のボタンマグネット
ピン「クッション」ではないのですが、
あまりにも可愛かったので紹介させてください´`*
マグネットになっている針休めです。
全体がマグネットになっているようで、冷蔵庫にも付くそうですよ!
必要ないかもですが、一応材質を書いておきます。
材質:陶器・異方性フェライト磁石・フエルト・ゴム
ミシンオイルを付ける
油は水を弾きますよね?
その性質を利用して針に水分がつかないようにコーティングしよう!
と言う事です。
使うタイミングは針の汚れを拭き取ったあと!
いらない布やティッシュに少量を含ませ
針を拭くように付けます。
余談ですが、ミシンオイルってどうやっても液漏れしませんか?
何ででしょう…オイルが上がってくる性質でもあるんでしょうか…謎です(-_- )
針の保管場所
桐は調湿作用に長けている木材です。
そうです!冷蔵庫で保管する必要はありません!
桐は、温度や湿度の変化に応じて含水率を保とうと大気中の水分を吸湿・放湿致します。
引用元:DOSHU-同舟-
以前、100円ショップのセリアで桐の小物入れを見た記憶がありますが、今もあるでしょうか(・・?)
防錆紙
チューリップのケース内に入っているコレです。
紙だけでも売っていますよ^^*
最適解
では、ここまでのまとめとして最適解を書いておきます。
防錆紙に包んで桐箱に入れ保管。
針を使用中に使うピンクッションは
中身も表面の布も綿(コットン)は避ける
です!
結構面倒なように思いますが、慣れてしまえばスムーズにできます^^*
ちょっとした一手間で長く綺麗に針を使いましょう!
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最後に
前回の記事をまだご覧になっていない方はこちらからどうぞ!
針がサビてしまった時の対処法も書いています^^*
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お気に入り商品
910オススメ商品です。
楽に楽しく刺繍するために是非持っておきたい商品ばかりですよ(*´◒`*)
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